2009年12月17日木曜日

読書感想 怒らないこと―役立つ初期仏教法話〈1〉 (サンガ新書) (新書)

僕は2009年12月24日に離婚する予定です。
妻とは良好な関係でやってきたのですが、僕のある行動だけは許すことができなかったのです。
それは何か?
「怒ること」
です。

もしもこの本にもっともっと早く出会えていれば僕は愛する人と離れることはなかったかもしれません。
残念ながら僕は離婚がほぼ決まってからこの本に出会いました。
しかし、今後の人生において大きな示唆を得たことは非常に大きいです。

感情のコントロールはEQというものがあります。僕は高校生のときにこれをダニエル・ゴールマンさんの著作で学んでいました。感情のコントロールがうまくできないと自分では思っていて、小さい頃からのコンプレックスでもあったのです。
EQを知ったときも衝撃でした。これこそが僕の求めていたものだと大いに感動したものです。

「怒らないこと」の著者、アルボムッレ スマナサーラさんは感情のコントロールを真っ向から斬って捨てます。
怒らないためにはどうするか?その答えは「怒らないこと」
これを聞いたら怒りそうですね。
でもそうではないのです。
怒らないためには怒らないことでしか対処できない。コントロールなんてできない。


もしも、僕のように感情のコントロールでコンプレックスを持っている方、特に「怒り」について悩んでいる方がいらっしゃったらすぐに買って読んでもらいたいです。
怒りの結果は破壊しかありえないのです。

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