2013年1月27日日曜日

qpstudy 2013.01 に参加した!

DevOpsとは何か

今年初のqpstudyに参加してきました。
お題は以下のとおり。

「DevOpsをぶち壊せ(仮) ~DevOps言うな(仮)~」
今回の内容はDevOpsにまつわるパネルディスカッションを予定しています。「DevOpsをぶち壊せ(仮)」とか、「DevOps言うな(仮)」は決してDevOpsの考え方を否定するものではありません。あえて言うなら、「安易な」といった接頭詞をつけるようなものです。今一度DevOpsというものを見なおして、スクラップ&ビルドしたり、PDCAを回したりするためのきっかけになればいいなと考えております。ですので、DevOps至上主義な方からDevOpsやめたい、DevOpsってなにそれ?という方まで、幅広くご参加いただけます。
http://atnd.org/event/201301qpstudy

パネルディスカッションでDevOpsについて語ろう・考えようよっていう会。
最初に宮下剛輔さん(@gosukenator)から「DevOpsとは何か何であるべきか」というお話がありました。

http://www.slideshare.net/mizzy/dev-ops-qpstudy

DevOpsの定義ってあまりはっきりしていないけれど、DevOpsを実現するためにはこの
ツールが必要とかそういう話ではなく、カルチャーなんだっていうことが強調されてい
るように感じたなぁ。


DevOpsは立ち位置で変わる

DevOpsって何?必要なの?要るの?イケてるの?っていうディスカッションが繰り広げ
られてたんですが、まあ話があっちこっちへ飛ぶんw
でもね、これはしょうがないことかなって思います。
まず、DevOpsが何なのか定義を語れる人が居ない。それから、みんなそれぞれが置か
れている立場から話をしているので場合によって全然噛み合わない。

ここではたと気がついたんですが、「DevOpsは立ち位置で変わる」ものじゃないのか
と。

・DevOpsが何であるのか?
・DevOpsが必要なのか?
・DevOpsは善なのか悪なのか?
etc...

これらの問いすべてが「立ち位置で変わる」よねっていうことではないかと。


しょっさんの意見には賛同できる

もしも、自分の会社のスコープがインフラ構築と運用だったら…
「当社はインフラ構築・運用がこの仕事のスコープです。ですからDev側のことなんて
知ったこっちゃねえんだよボケ!」
って態度をとるのが正解です。

というのが、すごい乱暴に略したしょっさん(@sho7650)の意見だと思うんだけどw(ちげーよボケって殴られるかもしれないけど)
スコープマネジメント大事だよねってこと。
契約上どこまでやるかっていうのが明記されている範囲を超えた仕事というのはトラブ
ルの元になると僕も思いますし、マジでトラブルになりかけてる場面を見たこともあります。(エンジニアは良かれと思ってスコープを超えたことやったんだよ?)

そんで、しょっさんの意見に賛同できる人と嫌悪感を抱く人に分かれるんじゃないかなと思った。

僕はねー、しょっさんの言うことに賛同できるんですよ。僕も仕事上では残酷なくらい
スコープを分けて考えるので。SIerだ!大企業病だ!って罵られてもいい。それが自分
の立ち位置を考えた場合に適切な行動だと思うから。”ひとりのエンジニア”っていう
個人の目から見たらなんて不毛なんだと思えるような考えもあるけれどね。エンジ
ニアとしてこうあるべきだっていう個人の正義を振りかざした時に、何が起こるか…。

僕らはコードで作られた明快な世界に生きているわけではないんだ。


俺のDevOps

抽象的なことを書いてもわかったようなわからないような感じになってしまうので、こ
こでは僕が会社でやっていることを書く。これが「俺のDevOps」。誰かの参考になれ
ばいいなぁ。

僕の所属する会社ではWebアプリケーションを作って売っている。そのOpsチームに今は所属している。ただ、Devチームに居たこともある。僕はDevとOpsを両方経験したことがある数少ない社員になるんだけれど、僕がOpsに戻るときボスからこんなことを言われた。「DevからOpsまで両方知っているから双方の言い分がわかる視点を持っているだろう?そういう視点でプロセスを改善してうまくまわしてくれ。」

この時僕は「ああ、これはDevOpsというやつかな」となんとなく感じていた。
で、実際何をやっているかというと

・コードをリリースする場合の会議を主催する。議長は僕。参加者はDev、Ops、Sales。それぞれがいいたいことを噛み砕いてわかるようにしてあげる。みんながわかるようにしてあげると、共通意識が生まれる。

・問題や困ったことがあった場合はみんな僕にまず何か言ってくる。DevもOpsもSalesも。それを聞いて問題を解決を主導する。

・DevからOpsへまたはその逆へ、うまく言えないこと(それは技術的なことや感情的な
ことなど)を僕をproxyとして使ってもらって伝える場合もある。

・明るい雰囲気を作るw。雰囲気って大事だよね。自分はムードメーカーの役割が大きいかなって思っている。

やっぱあれかー。DevとOpsの「のりしろ」なのかな。「のりしろ」ってmizzyさんも
おっしゃっていたけれども。

必要ならやればいいじゃない

まとめなんですけど

「DevOps うまくいくなら やればいい」

だと思いました。
自分の所属するところで今のやり方でうまくいくなら必ずしもDevOpsに固執する必要は無いと思う。DevとOpsを分けたらうまくいくならそうすればいいし、DevとOpsが混ざったほうがうまくいくならそうすればいいと思う。


今後、DevOpsのフレームワーク(ソフトウェアのフレームワークじゃなくて考え方とか
そいういうの)ができてくるのかなぁなんて思ってみたり。


その他

・DevOpsという話題からエンジニアのキャリアについて話が及んで興味ぶかかった。
・みんなまじめだった。


参考リンク

開発と運用の新しい関係、「DevOps」とは何か? - Publickey
http://www.publickey1.jp/blog/11/devops.html

qpstudy 2013.01 「DevOpsをぶち壊せ ~DevOps言うな~」 #qpstudy - Togetter
http://togetter.com/li/445424

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