仕事をためこまない人になる5つの習慣
これはタイトルが曖昧すぎるなぁと思いました。せめて
他人の仕事術を自分のモノにする方法
ITエンジニアにしか通じなくてもいいやっていう覚悟があれば
仕事術をソースからコンパイルしてインストールする方法
こっちのほうがタイトルとしてはしっくりくるんじゃないかなぁ。
でも本書で述べられているのは正にそういうことです。
仕事術をどうやって自分のモノにするか?っていうこと。
仕事術系の本を一度でも読んでみた人にとっては目新しい仕事術はないと思います。
本書のキモである「メンタルモデル」という心理学のワザの紹介よりも仕事術の紹介が多いように感じられてしまいましたが途中で読むのをやめたり、つまみ食いしないで全編読んで考える本。
本になっている仕事術はオープンソース仕事術と表現してもいいと思います。
筆者がどういう理由でこの仕事術を編み出して、実践し効果を上げているのか?
それを本文や行間から読み取って自分環境用にconfigure、makeしてインストールしていかないと、実は仕事術っていうのは使えない。そんなことが学べる1冊です。
■僕がどうやって仕事に生かしているか?
タスク整理っていうことに関して書くと、GTDで頭の中をクリアにしてタスクに集中できるようにしています。
でも僕の場合GTDだけだと余計なことを考えちゃいます。
「やるべき事は分かっている。でもやりたくない、面倒くさい。」っていう感情です。
だから、余計な感情が発生した場合の例外処理をするモジュールとしてポモドーロ・テクニックをプラスしてます。
- GTDは頭をクリアにしてタスクを整理するモジュール
- ポモドーロ・テクニックは感情を抑えてとにかく25分間だけ集中するモジュール
■この本を知ったきっかけ
Twitterで @ttachi さんがブックレビューしたとつぶやかれていたので知りました。
http://www.ttcbn.net/no_second_life/archives/7124
■目次
仕事をためこまない人になる5つの習慣/目次
はじめに
第1章 面白いように仕事が流れはじめる脳と心の習慣
本当に効率のいい働き方は心理学が教えてくれる
臨機応変さを身につけるたった1つの方法
あなたはこうして時間を失っている
仕事術がもっとうまく機能するコツ
他人のノウハウを自分のモノにする秘訣
「あいつはシングルタスクだから……」とは言わせない
第1章のまとめ
第2章 心と時間に余裕を生む書類整理の習慣
書類が片づかない本当の理由
片付けられない人の頭の中
佐々木式「ハイブリッド整理術」
書類は機械的に日ごとにまとめる
トレイを使う人はここに気をつけよう
書類整理が苦手な人の2つのタイプ
「大事な書類はなくさない」は本当か
「とりあず机の脇に置く」はやめよう
”今必要な書類”が今出てくる仕組み
第2章のまとめ
第3章 残業がなくなる「やることリスト」の習慣
”シンプルでわかりやすい”の落とし穴
佐々木式「1日1箱仕事術」
割り込み作業に振り回されない秘訣
やる気を奪う意外な原因
使う道具によって制約を受けることを知ろう
”やること”は書きだすとなぜか急に増える
作業は2等分で細かく分ける
集中するために必要な2つのこと
今やるべき作業に心を傾けるコツ
重要なのは「ちょうどいいタイミングで思い出せるか?」
「何時間かかる?」より「何回やれば終わる?」
使いやすさを維持するために必要なこと
形だけのマネではうまくいかない
可能な範囲で全力を尽くそう
私がタスク管理システムに求めるもの
第3章のまとめ
第4章 受信トレイがゼロになるメール整理の習慣
メールは受信前に整理しなさい
受信トレイにメールがたまっていく悪循環
自動振り分け機能は必ず使おう
「準迷惑メールフォルダー」を作る
ひとまず「1年でゼロにする処理フォルダー」に全部移す
書類整理の応用ワザ「日付フォルダー」
Gmailの「スター」の上手な使い方
これで受信トレイはゼロになる!
返信メールが格段にラクになる、とってときのワザ
第4章のまとめ
第5章 経験が”宝”に変わるメモの習慣
頭はできるだけ使わない!
メモの習慣が身につく逆転の発想
1つのノートにまとめることの利点
メモすることで記憶力はケタ違いにアップする
メモをとらなければ、頭はどんどん疲れていく
メモは捨てるな!
自分も読めない字では意味がない
読み返すだけで、質は向上していく
脳と心の緊張をときほぐすメモの効果
記憶と現実は違っていることが多い
「未来の自分」「過去の自分」とのコミュニケーション
先送りしない自分になる
悩みグセもメモで解消できる
「過去の自分」が「現在の自分」を助けてくれる
第5章のまとめ
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