見られて恥ずかしいデータは使わないこと
ロッド・ベグビー(Rod Begbie)
夜遅くのことでした。私はページレイアウトのテストのため、サンプルデータを入力していました。
ユーザ名には、英国のパンクロックバンド、ザ・クラッシュのメンバーの名前を使いました。会社名には。同じく英国のパンクロックバンド、セックス・ピストルズの曲名を使いました。あとはティッカーシンボルを入れるだけです。そこで私は、卑猥な4文字の言葉を大文字で入れることにしたのです。
そう、皆さんご存知の、”F”で始まる言葉なんかを使ったわけです。
特に問題はないだろうと思ってました。自分や他のプログラマが面白がって見るだけのものだし、どうせ翌日には「本物」のデータソースに入れ替えることになっていたからです。ところが翌朝、プロジェクトマネージャが件の4文字言葉の表示されている画面のスクリーンショットをとり、あるプレゼンに使ってしまったのです。
プログラミング中の、この種の「いたずら」や「武勇伝」はよくある話です。「まあ誰も見ないのだから」と油断していると、思いがけず多くの人の目に触れてしまうことがあるのです。
露呈の仕方は様々ですが、いずれにしろ珍しいことではありません。しかし、関わったプログラマ個人や、開発チーム、あるいは会社全体にとっては命取りになりかねません。
上記は「プログラマが知るべき97のこと」から25番目のエッセイの抜粋。
コメ当選者を「セシウムさん」 東海テレビが誤って放送というニュースを知った時に真っ先に僕のあたまの中に思い浮かんだのは、このエッセイだった。
おふざけは楽しいけれど、人に見られてしまうかもしれないということを意識しておかないとこういうことになる。
そういえば、僕が開発しているシステムでもひどいおふざけを発見した。でも、ふざけたのがとってもエライ人だったので叱責しようか迷っていてそのままになっていた。
このブログを書くのを中断して、今、おふざけワードを修正したところだ。
もしかしたら明朝から営業担当者がデモンストレーションするかも知れないからだ。
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