2012年4月21日土曜日

読書感想 - ノマドライフ 好きな場所に住んで自由に働くために、やっておくべきこと

ノマドライフ 好きな場所に住んで自由に働くために、やっておくべきこと (本田直之 著)

著者が言いたかったことは
「ノマドワーキングとは違うのだよ!ノマドワーキングとは!」
だと思います。
(参考:ザクとは違うのだよ

iPhone、iPad、Mac Book、Let'snote、Wi-Fi、モバイル、カフェ、etc...というキーワードで語られる”会社以外の場所”でする”会社の仕事”のことを「ノマド」だと思っていましたすみません反省します。単に場所を変えて仕事しよう、気分転換にもなるし、あとカフェで仕事とか俺かっこよくね?という程度にしかノマドのことをとらえていませんでした。

過去に読んだことがある本では上記のようにノマドを紹介しているものもありました。また、上記のようなノマドが間違っているわけでもないと思います。しかし、この本の著者の主張は違います。「ノマドとは生き方」だという主張で一貫しています。

短絡的に働き方をちょっと変えてみたよ、というのではなく生き方。自由な生き方。これをどのように手に入れるのか?ということについてこの本では著者の経験とアドバイスが紹介されています。

この本を読んで「すげえ!俺もノマドライフを手に入れたいぜ!がんばるぜヒャッハー!」とはなりませんでしたw(たぶん著者もそういうテンションに読者がなることは望んでいないと思う)いや、でも本を手にとった瞬間は高いテンションかも知れないですが。。。読み進めるうちにノマドと冷静な気持ちで向き合うことになると思います。

読んでよかったなと思えることを1つあげるとすると「思考のトレーニング⑤モチベーションは上げ下げしない」の項目がよかったなと思います。自分のモチベーションが外的要因(上司とか、クライアントとか、親とか先生とか)によるのはおかしい、自分の心の持ちようでモチベーションは上下するんだと僕は考えていました。でも、そもそもモチベーションを上げ下げしなければいいんじゃない?という気づきを得ました。

目次

Chapter1 なぜ、ノマドライフなのか?

「旧来型のスタンダード」から自由になる
モノ・場所・時間・お金から自由になる
昇進という単一ルールから自由になる
ノマドライフは誰にでもできる
ノマドライフは「今すぐ」できない
ノマドライフまでの6つのフェーズ

Chapter2 ノマドライフの実践 ワークとテクノロジー

どこにいても仕事ができるスタイル
”ベーシックインカム”を手放してはいけない
「もう一つの仕事」を見つける種蒔をする
「本業一筋」から「マルチキャリア」へ転換する
「時給」をノマドワークから排除する
「会社のすばらしい仕組み」を愛してはいけない
ノマドワークにオフィスの秘書もいらない
コラボレーションでつくる「ゆるい所属」
仕事と遊びの垣根をなくす

仕事のトレーニング①週1回「会社に行かない日」をつくる
仕事のトレーニング②机の引き出しを空にする
仕事のトレーニング③デスクトップPCはいらない
仕事のトレーニング④”ガラケー”をやめる

Chapter3 ノマドライフの実践 お金と生活

お金があっても、ノマドライフは実現しない
自由と生産性のマトリックスを知っておく
自分の状況は自分で変えられる
地方支社の人は気づいている「a.l.のメリット」

お金のトレーニング①家計簿で「投資」を意識する
お金のトレーニング②半分の生活費で暮らす
お金のトレーニング③「自分税」を天引きする
お金のトレーニング④クレジットカードを徹底活用

暮らしのトレーニング①所有物を半分にする
暮らしのトレーニング②引っ越す
暮らしのトレーニング③絶えず移動する

時間のトレーニング①定時に仕事を終わらせる
時間のトレーニング②「クリエイティブでないこと」を排除する
時間のトレーニング③「定期的な拘束」を排除する

Chapter4 ノマドライフの実践 思考のトレーニング

減らすことで、自由が増える
思考のストレッチをする
ネオシンプル思考をする
クリエイティブ思考は移動で進化する
自由のために効率化する
「自己責任思考」をもつ
ノマドライフの勉強会をもつ
「自己ブランド」強化のための「セルフメディア」をもつ
旅が教えてくれる

思考のトレーニング①いつもと違うことをやってみる
思考のトレーニング②室内から屋外へ、夜から朝へ
思考のトレーニング③ひと回り以上違う世代とつき合う
思考のトレーニング④言葉以外の共通言語を持つ
思考のトレーニング⑤モチベーションは上げ下げしない

ノマドライフとは、心のあり方である

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